理事長ご挨拶

歴代理事長の想いを礎に

帝塚山学園は、令和3年に創立80周年を迎えました。
本学園が、幾多の困難を乗り越えて、記念すべき輝かしい、節目の年を迎えることができましたのは、偏に、学園経営の先頭に立って舵取りをしていただきました、歴代の理事長、学園長、並びに、役員の方々、また、建学の精神、教育の根本理念のもとに、帝塚山教育を実践・実現してくださった教職員各位、常にご理解ご協力をいただいています保護者の方々、各方面の第一線で活躍されています同窓生の皆さん、そして、学園内外の多くの関係者の方々のご支援の賜物であると、心より御礼を申し上げる次第であります。

また、創立80周年記念事業にご賛同いただき、ご浄財をご寄付賜りました皆様には、重ねて御礼申し上げます。

帝塚山学園は、初代理事長 山本藤助氏個人と、山本藤助理事長が関係する団体及び、大阪電気軌道株式会社、現在の近鉄グループホールディングス株式会社等からの浄財の寄付によって創立され、昭和16年2月28日付で文部大臣より財団法人帝塚山学園の設置認可を受け、旧制帝塚山中学校を開学しました。
昭和23年に新制高等学校を設置し、昭和27年に幼稚園、小学校を、昭和36年に短期大学、そして、昭和39年には四年制大学を設置しました。
今日では、2歳児教育を含む幼稚園、小学校、中学校、高等学校、6学部7学科からなる大学、2研究科からなる大学院を擁する総合学園へと発展し、これまでの本学園の卒業生は約11万4千人になります。

創立時の寄附行為に記された『国家有為ノ、国民ヲ錬成スルヲ以テ、目的トス』は、その後「社会に有為な人材を育成する」に変わりましたが、万代不易の本学の礎、建学の精神として今日まで引き継がれています。
森 礒吉 第2代理事長が、「『よい人間をつくる』『人間性を養う』『よい人柄をつくる』『よい品性を培う』ということを、いかなる教育においてもその根本理念として忘れてはならない。いかに学問ができても、芸能達者、技術に優れていても、人柄が悪くては人に嫌われるだけである。」と説き、以来、これを本学の「教育の根本理念」に掲げ、「人間形成のための一貫教育を行う帝塚山学園」としてそれぞれの発達段階に応じた教育を実施してまいりました。

帝塚山教育の方針を「心も身体も伸び伸びと伸ばす教育」「個性が尊重され、いかされる教育」「情緒ゆたかで情操を高める教育」「実践力のある人間をつくる教育」「世のために尽くそうとする精神の涵養」「自主独立の精神と自ら学ぼうとする意欲の養成」そして「国際的な広い視野を育む教育」の7項目に定め、全ての学校園の教育にその方針を取り入れて社会に有為な人材を育成しています。

さて、80年の歴史を刻んだ本学園ですが、その歴史を語るとき、創立から70周年までの期間を約10年ごとに「草創期」「揺籃期」「拡充期」「発展期」「躍進期」「成熟期」「改革期」としてまいりました。
今年、80周年を迎えることができましたが、私たちは、80周年を次の90周年、100周年につなぐためのマイルストーンと位置づけ、「帝塚山教育を通じて、変化する時代にあっても、選ばれ続ける総合学園」を目指して、「教育内容の質の向上」「組織力の強化」「財政基盤の強化」に取り組んできました。70周年から80周年までの10年間は、いわば「革新期」と言えます。

80周年を迎えた今、世の中に目を向けると少子高齢化やグローバル化に加えて、AIやIoTといったテクノロジーの進化、ダイバーシティ等、私立学校を取り巻く環境の変化は激しさを増し、また、時代の予測も困難になってきています。

本学は、これまで時代の半歩先、一歩先を見据えた教育を子どもたちの発達段階に合わせて各学校・園で行ってきました。

これからの10年後、20年後は「グローバルと地方」、「AIと心」、「多様性と個性」が求められる社会が予想されます。
帝塚山学園も、学園の教育理念をもとに子どもの成長に合わせ、「グローバル」「地方」「AI」「心」「多様性」「個性」に対応した進取の教育を、90周年、100周年に向けて展開していき、建学の精神である「社会に有為な人材」を育てていきたいと考えております。

「どんな変化の時代にも、選ばれ続ける帝塚山学園」、「3代、4代、5代と続く『大帝塚山ファミリー』の形成を目指して、役員、教員、職員が一丸となって精進してまいります。
今後も、皆さまのさらなるご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

帝塚山ファミリー

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