学校法人帝塚山学園 創立80周年記念誌
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40学園前アートウィーク2015 オープニングセレモニー学園前周辺の立体絵地図を作成する大学現代生活学部こども学科の学生18号館体育室に現れたパオ年 度・ 大学現代生活学部こども学科・都留ゼミが、学園前駅周辺の立体絵地図を展示・ 大学現代生活学部居住空間デザイン学科の学生サークルが、ホームページ作成協力・写真展示・ 中学校・高等学校茶道部が、大和文華館において野点で来館者をお出迎え(~2017年)・中学校・高等学校弦楽部が、大和文華館において演奏を披露・ 大学生ボランティアとして、企画運営スタッフに9名・展示案内に21名が参加・ 大学吹奏楽部が、学園前ホールで行われた演奏会へ参加(~2018年)・ 中学校・高等学校ダンス部・吹奏楽部が、リオ・オリンピックをテーマに創作した演技を披露・ 小学校吹奏楽部・コーラス部が、開会式において演奏・合唱を披露(~2019年)2015(平成27)2016(平成28)2017(平成29)※ 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2020(令和2)年度は「アート作品選考展pre festa」のみ実施。また、2021(令和3)年度は開催中止。学園各学校の学生・生徒・児童の出展内容開会式を飾る小学校コーラス部と吹奏楽部歌と踊りも入り「津軽海峡・冬景色」を熱演した小学校吹奏楽部①学園前地域の“未来に光”届ける「学園前アートフェスタ」  1941(昭和16)年に旧制中学校が開校した頃、学園前地域はまだ赤松に覆われる丘陵地でした。その後、学園前駅が設置されると、高度経済成長の波に乗って「大阪のベッドタウン」として宅地開発が一気に進み、多くの教育・文化施設が点在する文教地区として、また駅北側は商業地区としても目覚ましい発展を遂げました。 しかし、当時に移り住んだ地域住民は高齢化し、また少子化による人口減少も伴い街全体の活力が低下してきたことから、文化振興と街の活性化を目的として、2015(平成27)年に学園と学園南地域自治協議会などで構成する「学園前街育プロジェクト実行委員会」を発足し、既設文化施設や空き家住宅を展示会場とした年1回開催の「学園前アートフェスタ(初年度のみ『学園前アートウィーク』)」がスタートしました。 新進気鋭の作家による現代アートの展示やワークショップ、演奏家によるコンサートなどのプログラムが並ぶ中、学園からも各学校の学生・生徒・児童がアートフェスタの行事に参加し、日々の学習やクラブ活動での成果を発表するなど、地域振興に貢献しています。 近年では、学園及び各学校園と自治体・企業などが協働し、地域の振興や課題解決などに取り組む事例が数多く行われるようになりました。 特に大学では、「実学の帝塚山大学」をスローガンに掲げ、「実学」を、学生たちの未来を見据えた「人生を豊かにする力を身につける教育」の実践と捉えて、学生の主体的な学修を促す「プロジェクト型学習」を積極的に推進しており、地域との協働もこの一環です。 大小さまざまな取組みが行われていますが、特に注目を浴びたものを紹介します。PICK UP 3地域との協働を進めた10年

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