学校法人帝塚山学園 創立80周年記念誌
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学生と一緒に芋掘りをする小学生・幼稚園児英語の絵本で数のかぞえ方や名前を学ぶ園児たち 民俗学を学ぶ大学・文学部日本文化学科の高田照世ゼミ生と大学院人文科学研究科の大学院生が、明治末期から昭和初期の人々の暮らしを小学生に紹介する特別授業に取り組んでいます。 「獅子舞が子どもの頭をかむのはどうして?」などのクイズや、農作業に使うわらじ・縄作りを一緒に行うワークショップ、大学が所有する昔の脱穀機「唐箕(とうみ)」の実演が行われ、児童は今とは違う暮らしのスタイルに興味と驚きを抱きながら、熱心に参加していました。 中学校・高等学校の槌間聡教諭が、幼稚園の休園となる土曜日に、園児と保護者を集めてサイエンス教室を行っています。 プラスチックケースの中を漂うシャボン玉や、片栗粉で作った握った時だけ固まる団子など、科学の知識を使った不思議な世界を次々と作り出し、親子を楽しませていました。英語の絵本の物語に聴き入る年長組の園児行商役の大学生を前に昔の薬を手に取る児童フラスコの中の液体が次々に色を変える 大学・現代生活学部食物栄養学科の学生が中心となるサークル「てづかfarm」では、毎年、学園農園で数種の野菜を栽培しており、収穫の時期には小学生や幼稚園児を招いて、手助けをしながら一緒に農作業を行っています。 毎年じゃがいもや玉ねぎなどを育てており、収穫したものは後日、給食でカレーやシチューとして提供され、児童や園児に美味しさとともに農業の楽しさを伝えています。 小学校情報科教員が作成した教材を用いて、小学校のパソコン教室において幼稚園児とその保護者が一緒にプログラミングを体験する教室が毎年開かれています。 ペンギンが氷の上で障害物を避けながら歩くゲームや、海中に居る魚を自由に選んで泳がせるアニメーションなど、思い思いのプログラムを完成させていきます。嬉しそうに「できたよ」と話す園児に、「すごいね」と拍手を送るお母さんの姿も見られました。児童にわらじづくりを指導する大学生シャボン玉の実験を見つめる園児ら小学校教員にアドバイスを受けながら親子で学ぶ39④昔の暮らしを伝えることで民俗学に興味を<大学×小学校> ⑥科学の不思議な世界へとご案内します<中学校・高等学校×幼稚園>⑦英語と仲良しになってどんどん上達を<小学校×幼稚園> 小学校の森本敦子講師による幼稚園での出張レッスン「English Time」が、毎月2回実施されています。2020(令和2)年度より小学校の英語教育が必修化されており、園児にも生活に密着した英語を知ってもらい、小学校へ上がっても無理なく英語に親しんでもらえるようにと、始められました。 絵本やカードに書かれている物を保育室内で探し、指差しながら英語で答えるなど、楽しみながら受けられるレッスンに園児は大喜び。記憶するのも早く、いつも担任の先生を驚かせています。⑤野菜の栽培を畑で一緒に体験<大学×小学校×幼稚園>⑧親子で一緒にプログラミング体験<小学校×幼稚園>

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