学校法人帝塚山学園 創立80周年記念誌
37/80

 学生の能動的な学習を支援し、学修時間の確保と学習環境の整備充実を図り、様々な学習スタイルに対応できるよう、2013(平成25)年4月開設の「アクティブラーニングスペース C³(シーキューブ)」をはじめとする学びの共有スペースが続々と登場しました。 学生個人やグループでの自主学習をはじめ、ゼミナール形式の授業、複数教員が連携したオフィスアワーの共同実施など、多くの学習シーンに活用されています。 あわせて、2013(平成25)年度から学生・教員が校舎内のどこでもWi-Fi経由でインターネット接続ができる無線LANサービスを開始。自身のノートパソコンやタブレットなどを使ってネットワークへ接続でき、場所を選ばず学習できる環境も整備されました。 18歳人口の急激な減少に歯止めがかからず、大学の学生募集は年々厳しさを増してきました。大学間競争も激化する中、帝塚山大学は特色ある教育研究に取り組み、学生を社会に有為な人材として育成し送り出すことを通して、大学の存在をアピールしてきました。 また、「実学の帝塚山大学」とのスローガンを掲げ、地域と協働する「プロジェクト型学習」を推進することで、地域における大学の認知度を向上させました。一方、本学を広く社会へ周知するために、近鉄電車等のドア横交通広告を利用したプロモーションや大阪難波駅構内を帝塚山大学の広告一色にするポスタージャック等を行いました。 さらに高校生や保護者に向けて、実際にキャンパスへ来てもらい模擬授業の体験や個別相談を行うオープンキャンパスを年10回程度開催するほか、ホームページもリニューアルし、学部・学科における教育活動のトピックを数多く発信を行うことで、魅力あるリアルタイムな情報提供に努めました。くつろぎのカフェ「TEZUKAYAMA FOREST CAFE」セミナーハウス三碓の合宿施設学生ホール(学園前キャンパス14号館1階)アクティブラーニングスペースC³(シーキューブ)での講義の様子ラーニング・コモンズ(東生駒キャンパス5号館)近鉄大阪難波駅のポスタージャック〈2016(平成28)年〉オープンキャンパスの様子(入試説明会) 2015(平成27)年9月28日、東生駒キャンパス9号館に学校施設では全国初の株式会社東急ハンズがデザインを監修したカフェ「TEZUKAYAMA FOREST CAFE」がオープンしました。また、同月には同窓会わかみどり会の寄付により、老朽化していた合宿所が「セミナーハウス三碓(みつがらす)」へとリノベーションされ、課外活動の新たな拠点として利用されています。 学園前キャンパスでも、2016(平成28)年4月に14号館学生ホール、また2019(令和元)年9月に学生食堂がそれぞれリニューアル。その他、女子トイレにパウダールームが新設されるなど、キャンパスライフを豊かにする施設の充実が図られました。クリエイティブ・コモンズ(学園前キャンパス16号館)オープンキャンパスの様子(キャンパスツアー)37③ハード・ソフトの両面から学生の多様な「学び」を後押し⑤帝塚山大学の特色ある教育を社会に認知してもらうための広報展開 ④キャンパスでのひとときを過ごす厚生施設もさらに充実

元のページ  ../index.html#37

このブックを見る