学園前地区一帯で行われる周遊型イベント「学園前アートフェスタ2022」(主催:学園前街育プロジェクト実行委員会〔構成団体:奈良市学園南地区自治連合会、学校法人帝塚山学園、公益財団法人大和文華館、公益財団法人中野美術館、公益財団法人奈良市生涯学習財団西部公民館、奈良市西部会館市民ホール(日本環境マネジメント株式会社)、株式会社淺沼組、GALLERY GM-1〕)が11月5日、いよいよ開幕します。フェスタ本番を目前に控え、プレイベントが続々と実施されています。
10月8日には出展アーティストによるトークショーが実施されました。今回、会場となった学園前キャンパス18号館に来場いただいたアーティストの方々は、シュウさん、濱野裕理さん、馬渕洋さん、クリスティーンフリントサトさん、高松威さん、梶山美祈さんの6名。
自己紹介に続き、油絵や水墨画、彫刻、工芸などさまざまなアート分野について、自身の作品の写真をスクリーンに映しながら、制作過程や見どころ、フェスタへの期待などそれぞれに熱のこもったメッセージをいただきました。
(各アーティストの作品展示場所等は同フェスタのホームページhttps://www.gakuenmae-af.com/からご確認ください)
さかのぼること8月9日には、展示スポットを巡るためのマップ・スタンプラリーシートのデザインコンペが実施されました。今回、デザイン案を考えるのは、帝塚山大学居住空間デザイン学科で同学科大里浩二准教授の授業を受講している学生たち。学科選考を経た5名が最終審査に参加しました。審査は同実行委員会委員や本学教員のほか、地域にお住まいの皆さんにも加わっていただき、幅広い視点から評価を受けました。この日のために相当な時間をかけて準備をしてきた学生たちは、季節を意識した色合いやデザイン、手にとってもらうために工夫した点など他者との違いを熱心にアピールしていました。審査の結果、田中みちるさん(4年)の作品が選ばれ、冨岡同実行委員会委員長・帝塚山学園理事長から賞状等が手渡されました。9月下旬にはマップが完成。来場者をはじめ、地域の皆様に広く配布されます。
8月27日には学園前キャンパス講堂で地域の子どもたちによるワークショップが行われました。作業場所には幅4.5メートル、高さ1.8メートルの大きな画板が用意されていました。この画板はまだ書きかけで、参加した子どもたちがこれからアートを完成させていきます。作品コンセプトは「灯す」。街に明かりを灯すように、架空の景色の風景画の中に地域の子どもたちがつくったグラデーションを生かした作品を貼り付けていきます。アーティスト独自の表現手法を直接学ぶ機会ともなり、帝塚山大学教育学部の学生もスタッフとして参加しました。
子どもたちは配られた画用紙の上に絵の具を順次並べていき、これをローラーで何度か転がしました。すると虹のようなグラデーションの柄がきれいに現れました。着色が終われば、ロケットや星、山、自分のイニシャルなど思い思いの形にはさみで切り抜き、これをそれぞれ画板に貼り付け、作品は完成です。
出来上がった作品はフェスタ開催期間中、大和キリスト教会に展示されます。
10月8日には、フェスタの運営にあたっていただくボランティアの方々を対象とした説明会も行われました。会場での作品解説に生かせるよう、作家のみなさんとの交流により、展示作品への理解を深めていました。また、フェスタ期間中、パラディ学園前で映写される学園前エリアの街の変遷をとらえた写真(近鉄不動産株式会社提供)のスライドショーの映像を参加者で視聴しました。来場者におもてなしの心をもって、満足いただけるようボランティアにあたる皆さんは熱心にメモをとっていました。
さまざまなプレイベントが続々と実施され、フェスタに向けた機運がますます高まっています。学園前アートフェスタ2022への皆様のご来場を心よりお待ちしております。
学園前アートフェスタ2022の公式サイト等は以下のとおり
■ホームページ:https://www.gakuenmae-af.com/
■twitter:https://twitter.com/gakuenmae_af
■facebook:https://www.facebook.com/gakuenmae.af/
■Instagram:https://www.instagram.com/gakuenmae_af/