学校法人帝塚山学園

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帝塚山大学の教授が同中高生にロボット講座

経済経営学部経済経営学科の中嶋航一教授と日置慎治教授による特別講座「ロボットが変える教育の未来」が高校で開かれ、中高理科部ロボット班の生徒25人が受講した。

中嶋教授は日常的にAI(人工知能)がどのように使われているかをAIスピーカーで紹介。

「ねぇ、グーグル」と話しかけ、株価を質問すると、即座に昨日比と最終株価を回答。言葉の解説や外国語の翻訳も英語、仏語、中国語でスムーズに回答した。

中嶋教授は「グーグルは2年前、AI革命を起こし、人間の脳と同じやり方でロボットのアルゴリズムを作った」と説明。

さらに、「経済学では『ただのご飯はない』と教えくれている。企業は安価なスマホゲームやアプリを提供する代わりに、企業がほしい消費者の購買データを集めている。最初に10億人、20億人のデータを取れれば、その企業が市場を独占する。それを可能にするのがAIの核心だ」と解説した。

日置教授は自立型ロボット「Unibo」を使って生徒がロボットに何をやらせたいかを考え、プログラミングしてもらった。アイコンをつなぐことで「聞く」「しゃべる」「動く」「表情」が変えられ、生徒は、泣いて俯き、「だじゃれはやめようね」「僕の名前は何でしょう。ゆにぼ、ゆにぼ」などと答えるよう操作した。

日置教授は「何を求めるかでロボットが変わる。漫才や落語、癒し系ロボットもできる。これからもロボットを頑張ってほしい」と話した。