学校法人帝塚山学園

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教育連携対談

池田 節 小学校長 × 塚本 真紀 園長

 

「学びと発達の連続性」踏まえた教育実践

帝塚山学園の教育連携の一環として、池田節小学校長と塚本真紀園長が対談しました。
幼稚園から小学校への接続を円滑に進めるため、学びと発達の連続性を踏まえた教育実践について話し合われました。
(聞き手は、冨江朋子教育連携室教育連携課長)

—帝塚山小学校、幼稚園の教育の特色は

池田 小学校では(1)主体的な学習姿勢を育てる「考える子ども」(2)コミュニケーション力やグローバルな社会への適応力を付けるため 「心を磨き、共感力を高める」(3)確かな価値をつかみ、個性を生かし輝かせるため「本物に触れ、可能性を広げる」ことを教育の3つの柱にしています。
塚本 幼稚園は、自分で生きていく基本的な生活習慣を身に付け、自立させていくことを大切にしています。
自然との触れ合いを中心に、自分のまわりにどんなものがあるかに気付かせ、物事を考える探究心や創造力を育むよう、 生活面や学習面でもしっかり取り組んでいます。他人の話を聞く力を養い、相手のことを考えて折り合いがつけられる自己調整力や、 仲間と協力する協同性を身に付けることでスムーズに小学校の教育に移行していけると考えています。

—学園内の小学校、幼稚園というメリットは

池田 幼小で合同行事を多く取り入れ、子どもたちが触れ合う機会も多く、教員同士の連携もスムーズです。
卒園後も小学校で子どもの様子を見ることができ、小学校も就学前の園児を幼稚園で見ることができます。

—幼小連携の必要性は

塚本 園児が安心して新しい世界に入っていくために必要だと思います。小学校の先生方が幼稚園教育に目を向け、 年長児の様子や幼稚園の教育を理解していただいて、小学校に送り出しています。年長児と1年生について幼小の教員同士の理解が連携につながっていると思います。

—現在、取り組まれている連携は

池田 学園の畑で大学生が栽培したジャガイモを5年生と年中児が掘り、給食の食材にしています。
これは総合学園ならではの取組です。また、小学校国際交流部の上級生が園児に英語の絵本の読み聞かせをしています。
小学校の英語主任の先生が園児の英語教育に協力しています。今年は、年長児と6年生が学園プールで水泳の練習をマンツーマンで行うほか、 年少児に3年生が紙芝居を計画するなど、全学年で幼稚園との連携を深めていく予定です。

—幼小のカリキュラム上の連携は

塚本 幼稚園から小学校に進むには大きな変化を伴います。ステップを急に上がるのではなく、滑らかに移行できるよう柔軟なカリキュラムを組んでいます。
池田 毎年、5月の内部保護者向けの説明会で幼稚園から内部進学した1年生がどう過ごしているかをお伝えしています。
さらに入学直前の3月には、幼小の教員間で申し送り会を開き、安心して内部進学できるよう努めています。

—学園内の幼小連携の効果は

塚本 園児が身近なところで小学生を見て「あんなお兄さん、お姉さんになりたい」と憧れを抱くことです。
保護者の方々も行事を通じて小学生に、わが子の成長する姿を思い描き、期待されるのではないでしょうか。
そして「ああ、やっぱり幼稚園から帝塚山に来てよかった」と思っていただけると思います。
池田 学園内の一貫性が大切です。幼稚園は「根っこを育てる」。小学校は「根っこを鍛える」。そこにつながりが自ずと出てきます。
幼稚園の学びが、そのまま小学校の伸びしろになります。また、幼小それぞれの行事でもつながりがあります。
学園の一貫した教育をしっかりと謳っていくことが大事だと思っています。

—今後の抱負は

塚本 帝塚山学園の入り口は幼稚園、2歳児教育からです。子どもたちが自然環境の中で楽しく、のびのびと成長していける幼稚園でありたいです。
保護者の皆様に末永く帝塚山学園にご支援いただけるよう努めてまいります。
池田 園長を兼務した経験から幼稚園3年間の子どもの成長に目を見張りました。小学1年生は、ただかわいいと迎えるだけでなく、幼稚園からの4年目の自立に向けて小学校に入学したと目標を高く掲げ、育てていきたいと思います。幼稚園は知的学習だけに走らず、自然との触れ合いを大切にしながら幼児期に大切な豊かな心を育むよう大事に育てています。これが小学校での伸びしろになると、子どもたち自らが成長して証明してくれるような小学校教育を進めていきたいと思っています。